1953-07-25 第16回国会 衆議院 本会議 第28号
また、私たちは、自分の身のまわりを見まわしますことによつて、農家必需品の肥料においても、過燐酸石灰業界の操短、硫安における安定帯価格の設定による価格のつり上げ等によりまして、農民諸君がいかに困窮を続けているかを知つているのであります。この結果、農家経済は、本年に入つて以来毎月赤字の累積となつているのであります。
また、私たちは、自分の身のまわりを見まわしますことによつて、農家必需品の肥料においても、過燐酸石灰業界の操短、硫安における安定帯価格の設定による価格のつり上げ等によりまして、農民諸君がいかに困窮を続けているかを知つているのであります。この結果、農家経済は、本年に入つて以来毎月赤字の累積となつているのであります。
パリテイの取り方につきまして、お話りような基準年次の時の農家必需品のウエイトと最近のウエイトと違つておりまする点は、お話の通りでありましで、この点が先程言いましたように、我々といたしましては、この点につきましては尚疑問を持つておりまして、今物價廳と研究をいたしておりまして、はつきりしたことは申上げかねまするが、ともかく最近の物資の現実の状況からウエイトを附ける方が、私といたしましては実際に合うのではないかという
若しこれが裏切られるといたしますならば、農家は物価改訂に伴う農家必需品の価格の高騰によつて一方では苦しめられることになる。そのために農民の生産意欲が低下いたしまして、麦、馬鈴薯の供出、更に本年の秋の米の供出に甚だ大きな影響を生ずるものと私どもは考えるのであります。そうして政府が農民より怨嗟的にならうとも考えられるのであります。
すなわち、太平洋戰爭勃発以來今日にかけて、遍迫せる需給事情の要請に迫られて、農業政策の重点は、その年年の食糧をいかに確保するかという供出面にのみおかれてきたのでありまして、その間價格についても、肥料・農機具等の農業用資材及び地下たびであるとか、衣料等の農家必需品の供給についても、農家を納得せしめるに足る農業再生産の諸條件の整備に遺憾の点が多く認められましたるために、農民の農業生産に対する‥‥。